釧路湿原が国内28番目の国立公園に指定されてから今年で30年になります。数多くの野鳥・昆虫・花など四季折々の表情を見せてくれます。この写真は、昨年の今時期に3つの台風が北海道を直撃した時の釧路湿原の様子で、普段は草原に見える場所も水浸し状態でした。北海道各地で被害が多発し、未だに復旧作業中の場所も多く有り、国道272号 日勝峠は今年の秋ごろ復旧と言われております。釧路地方は、釧路湿原が受け止めてくれたので川の氾濫には至りませんでした。
そんな釧路湿原の歴史のお勉強を少しだけ。
1858年(安政5年) 松浦武四郎が丸木舟で釧路川を下り釧路湿原を横断。
松浦武四郎とは蝦夷地調査をした方で、釧路市に在る松浦町は松浦武四郎の苗字をとったものです。
1924年(大正13年)釧路湿原キラコタン岬周辺で絶滅したと考えられていたタンチョウが確認 される。
1927年(昭和2年)釧路~標茶までの国鉄が開通(釧網線)
1931年(昭和6年)釧路町岩保木に水門が完成。2年後に閉鎖され釧路川の下流部分が分断
中略
1980年(昭和55年)日本のラムサール条約加盟に伴い、釧路湿原中央部が日本で最初に国 際的に重要な湿地として登録される。
1984年(昭和59年)千円札の裏面にタンチョウの写真がデザインされる。
1987年(昭和62年)全国で28番目の国立公園に指定される。湿原単独では第1号。
これであなたも釧路湿原博士かな?
このつぶやきは「釧路湿原のあゆみ」の年表を基に作成されております。